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アメリカのAmazonでモノを売るということ

~心配するほど難しくはない~

こんにちは、KJです。

「レビューから見えてきた環境への意識~米国から届いたメール、その内容とは~」にも記載しましたが、アメリカのAmazonでnu boardを売り始めてから約7年になります。

ときどき「アメリカのAmazonで商品を販売するのって大変なんじゃないですか?」という質問を受けることがあるのですが、実際はさほど難しくはありません。
基本的なこと(インボイスの書き方や発送に関わる約束事)さえ覚えておけば、さほど苦労することはないと思います。

Amazonの倉庫の写真

Amazonは世界中で事業を行っています。アメリカはその最前線ですから、アメリカ国内だけでなく海外の販売事業者にも利用してもらいたいと考えているはずで、実際そのための仕組みも用意されています。
実際にアメリカで販売しているセラーを調べてみると、日本企業はもちろん英語圏でない中国やトルコといったアジア系のセラーもよく見かけます。

注意点としては、食品・飲料・化粧品などをアメリカで販売するにはFDAの認可が必要ですし、子供用玩具も同様に認可が必要ですが、その他のカテゴリーで危険物を含まないものであれば比較的簡単にはじめられると思います。

あと、特に気になるのが英語の問題だと思うのですが、Amazonの管理画面のほぼ全ては、ドイツ語、スペイン語、日本語、中国語など、全部で14か国語にローカライズされた画面で見ることができますので、言葉で苦労することはまずないと思っていただいて結構です。

Amazonの管理画面の一部。使用できる言語の一覧と選択画面

実際問題、AmazonのFBAというサービスを利用すると、購入者からの質問などがあった場合は基本的にはアマゾンがユーザーサポートを行ってくれますので、出品者側で回答することはほとんどありません。
筆者の場合ですと年に1~2回程度です。

また、最近はAIの発達により機械翻訳の精度も飛躍的にあがっており、こと英語に関して困ることはほとんどありません。
私が主に使っている翻訳サービスは次の2つです。

DeepL:https://www.deepl.com/translator
Google翻訳:https://translate.google.co.jp/

やや長文になりそうな場合でも一文を短くし、日本語から英語への翻訳、英語から日本語への翻訳を何度か翻訳を繰り替えしてチェックをすることで、それなりの文章になります。
また、翻訳した文章をもとに「もっと丁寧な言い回しに変えください。」とChatGPTにお願いするとリライトもしてくれます。

ちなみに、弊社では社名が表すとおり、技術翻訳をはじめとして、東証1部上場企業を対象とした「決算短信」、「有価証券報告書」、「IR説明会資料・決算説明会資料」などの英文開示ドキュメントサービスも行っていますが、これらの業務でもAI翻訳や翻訳支援ツールを利用しています。

ここでは出品に関する詳細は説明は省きますが、詳しい手順を説明してくれているサイトもありますし、本も何冊か出ていますので、これから海外での通販をはじめようかと検討している方には参考になると思います。

当社と同じ印刷関連の事業を展開しているのであれば、自社開発のオリジナルノートなど、紙製品を販売するのも「あり」ではないでしょうか。
なお、自社ブランドの商品を販売するには商標登録などの費用も必要ですので費用感をあらかじめ把握しておくと良いと思います。
海外で販売するためのビジネス環境が日々整ってきています。ぜひチャレンジしてみてください。

では、KJでした。