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JABARANのヒミツ

~フラットな開閉を実現する製本技術とは?~

昨年の10月から11月にかけて「JABARAN」の三代目となる商品( JABARAN II )が相次いで発売されました。
初代発売は2016年、二代目が2017年です。
初代は写真のとおり、デザインは白のみで専用のケースが付属していました。

初代JABARANの写真

二代目はボード自体のデザインを4種類に増やし、ケースは廃止しました。
コストを抑えるという目的もあったのですが、JABARAN自体がA4よりやや小さめのサイズでクリアフォルダーにも入れられるため、あえてケースはつけないことにしました。

二代目JABARANの写真

三代目となる今回( JABARAN II )はこれまで同様、表面4ページ/裏面4ページ仕様の「W」タイプのほか、表面2ページ/裏面2ページで二つ折りの「V」タイプ(下の写真)も発売しました。
リングを使わないフラット構造で書きやすい特徴はそのまま継続しています。

JABARAN II Vの写真。

さて、そのリングを使わない製本形式ですが、ここにJABARANの大きな特徴・・・ヒミツがあります。

JABARANでは上製本の表紙を作る際に用いられる「溝付き製本」という技法が使われています。
https://www.jfpi.or.jp/webyogo/index.php?term=2294

下の写真をご覧ください。
折り目の部分が空洞になっているのがわかると思います。
この空洞があることによってページをスムーズに開くことができるわけです。
厚紙だとこうはできません。

空洞の部分の写真

この製本方式に至るまでは別の方式も試したことがあるのですが、耐久性などの問題でうまくいきませんでした。
そんなおり、たまたま訪問した製本屋さんに相談してみたところ、上記の「溝付き製本」のこと教えていただき解決できたわけです。

たったこれだけのことですが、「知っている・知らない」の違いは大きく違うということを考えさせられました。
やはり知識のインプットも大事ですね。

では、KJでした。