オーダーメイドで段ボール箱を作るには

~サイズ指定は余裕をもって~
こんにちは、KJです。
仕事がら商品を発送する際に段ボール箱をよく使います。
商品の大きさや1箱に入れる数量の違いがあるため、ヌーボード用に限っても現在は8数種類もの段ボール箱を用意しています。
これまでに何種類もの段ボール箱を作ってきたのですが、サイズの指定方法にはいつも悩んでいました。
というのも、試作品を作ってもらう際に外寸で指定すればいいのか、はたまた、内寸で指定したほうがいいのか・・・? これらがあいまいだったこともあり、実際に商品を入れてみるまでは指定したサイズでよかったかどうか判断できないからです。
そんなこともあって、段ボール箱を作ってもらう際の基本事項にっいて改めて調べてみました。
まず、サイズの指定も含めた基本事項は以下のとおりです。
1.寸法は内寸(長さ、幅、深さ)をセンチ単位で指定する
2.仕上がり寸法は誤差が生じる
3.よってサンプルを作り、実際の商品を入れてサイズを調整する

2.”仕上がり寸法には誤差がある”についてですが、製造メーカーさんによると、「箱に入れたい商品のサイズに対して、5mm~10mm程度の余裕を見たサイズを内寸としてご指定ください。」とのことです。
箱に入れた際に商品がきっちりと収まるのが理想ですが、誤差が生じても箱の上部にクッション材などを入れることも見越して、多少の余裕をみて寸法を指定したほうがよさそうです。
要するにやや大きめくらいがちょうどいいようです。
特にミカン箱のような構造で厚めの段ボールを使つ際に外寸で寸法を指定すると、箱を閉じた際に段ボールのフタの部分の重なりで深さの内寸が短くなってしまい、商品が入りきらないということになったりします。
あと、素材に関する基礎知識ですが、段ボール箱の形式は主に、A式、B式、C式、N式の4種類がありますが、一般的によく使われる”みかん箱形式”はA式といいます。
また、素材の厚みですが、以下の4種類があります。
1.3mm B/F (ビーフルート):比較的小さなもの、軽いもの用
2.5mm A/F (エーフルート):最も一般的な材質。通販関係の中型ケースとして良く使われている
3.5mm 強化芯 A/F (エーフルート):一般的な材質より硬い。冷凍品や青果物や小型機器などの出荷用
4.8mm W/F (ダブルフルート):サイズが大きい物や重量物、輸出用などに利用
ときどき海外から送られてくる商品の段ボールがボロボロになっているのを見かけますが、中の商品は大丈夫なのだろうかと心配になります。
そんなこともあって当社がアメリカのアマゾンにnu boardを送る際は”8mmダブルフルート”を使っています。
輸送中に受けるダメージから商品を保護する必要があるためなのですが、今のところ商品の破損など大きなトラブルは発生していません。
商品を安全に送るためにも、段ボールは目的あったものを適格なサイズで作るよう心掛けたいものです。
では、KJでした。