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ホワイトボードマーカー、あなたはどちらのタイプを選びます?

~マーカーの違いによるメリット・デメリット~

3か月ほど前のことですが、ヌーボードに添付されているマーカーの件で質問がありました。

”アイデアを検討する際に、一度書いたものを消さずに残しておいて、後日それにさらにアイデアを上書きするような運用をしたいのだが、マーカーは通常のホワイトボードマーカーがよいか、それとも新書判FMEに添付されている水拭きできる「nu board ホワイトボードマーカー」のどちらがよいか?”
といった内容です。

nu boardに付属しているマーカーの写真
マーカーの線幅の比較をした種ASIN

左からボードマスター極細、隣の白軸の黒と赤はJABARAN用、右から2番目の白軸はSquare用、ブルーは水性のnu board ホワイトボードマーカー

このような場合にポイントとなるのが、書いたり消したりをどの程度するのかという点です。
アイデアを練っていくときに、書いたり消したりを頻繁に繰り返すのであれば、消去性のよい通常のホワイトボードマーカーのほうが便利です。
ただし、移動時にボード自体がこすれて書いたものがかすれてしまうことがあります。これはデメリットです。
また、もう一つのデメリットとして書いてから1週間ほどするとマーカーに付属のイレーザーでは強くこすってもなかなか消えなくなるという問題があります。

これはマーカーのインクに含まれている剥離剤が揮発してしまいインクがボードに付着してしまうことが原因ですが、もともとインクは剥離剤とともにアルコールに溶けて含まれていますので、アルコール分を含んだウェットティッシュなどで拭いてあげればきれいに消すことができます。
もちろん、ホワイトボードマーカークリーナーを使うこともできます。

対して、水性の「nu board ホワイトボードマーカー」は乾きが早いため、書いたあとに手でこすっても書いたものが消えてしまうことはありません。
消したいときはマーカーに付属しているイレーザーでこすれば消えますが、写真でみてわかるとおり、イレーザー自体がかなり小さいです。
細かな部分を消すにはいいのですが、広い部分を消すにはちょっと不便ですので、こういう場合には柔らかい布などで水拭きすることになります。
水拭きしたあとは水分をふき取る必要があるので、乾いた布なども必要になります。

このようにそれぞれ一長一短がありますが、どちらのタイプのマーカーを使用するにせよ、書いたものを長期間残しておくのであればウェットティッシュなどを用意する必要があります。
そういった意味では通常のホワイトボードマーカーのほうが使い勝手がいいような気がします。

「nu board ホワイトボードマーカー」は、あくまでも擦れなどで書いたものが消えてしまうのを防ぎたいといった場合に使用するものを考えていただいたほうがいいように思います。
どちらかというとノート的な使いかたですね。細かな文字もかけますし。
ということで、ご自身の使いかたに合致したマーカーを選ぶようにしてください。

では、KJでした。