寒いと静脈認証がうまくいかない理由
こんにちは、KJです。
毎日寒い日が続いていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
気温の低下も困りますが、空気の乾燥もいろいろトラブルの原因になるようです。
当社では入退館管理を入口に設置した機器で行いますが、IDカード、もしくは(指)静脈認証のどちらかを使用します。
筆者は静脈認証を使うことが多いのですが、今年に入ってから何度指を入れてもエラーになることが増えてました。
いつものように指を挿入口に入れても「認証できませんでした」のメッセージが表示され、ひどい時は5~6回くらい繰り返してやっと認証されるというありさまです。
先日も同じような状況となり困っていたら、たまたま近くにいた総務部の人からこんな指摘がありました。
「静脈認証は冬に弱いので指先を温めるといいですよ」
「そんなことが原因なの?」と思いながらもいろいろ調べてみると、確かに静脈認証は冬に弱いらしいということがわかってきました。
冬場になると寒さで血管が収縮し、登録時の静脈パターンと違ってしまい認証がしづらくなる事があるようです。
静脈認証がうまくできない場合は息を指先に吹きかけたりして指先を温めるといいようです。
ところで、静脈認証と似た言葉で指紋認証という仕組みがあります。
筆者自身、当社の入退館システムは指紋認証だと思いこんでいたのですが、関係部署に問い合わせたところ指紋認証ではなく静脈認証とのことで、まったく勘違いしていたことがわかりました。
調べてみるとそれぞれ仕組みの違いはありますが、いわゆる「生体認証」であり、高いセキュリティレベルが期待できることです。
ちなみに指紋認証の場合も冬場は乾燥が原因で認証がうまくてきないこともあるようです。
ところで指紋認証といえば、以前からスマートフォンではロック解除に指紋認証を使っているモデル(iPhone 8など・・・筆者も愛用していました!)もありました。
セキュリティへ意識の高まりからパソコンにも指紋認証機能を搭載したモデルが発売されていますし、パソコンのUSBポートに外付けして指紋認証ができるようにするUSB指紋認証リーダーといった製品もあるようです。
特に外出の多い営業担当者などはノートパソコンを会社の外に持ち出すことも多いと思うので、このような対策をされている方も多いのではないでしょうか。
さて、セキュリティということでいえば、当社もWEB名刺サービスで個人情報を扱っていることもあっていろいろ気を使っています。
特にメールを使ったマルウェアやランサムウェアなどによる被害が増えていることもあり、年に何回か抜き打ち的に疑似的なスパムメールを送信するなどして、社員がきちんと対処できているかチェックしています。
これらの事項は当然のことながら企業のコンプライアンスといった面にも大きく関係してきます。
当社でも「キキヨミLib」というコンプライアンスに特化した教材を提供する電子冊子サービスを行っていることもあり、毎月一度はコンプライアンスに関する情報を社員と共有するなどしています。
静脈認証の話からはじまって今回はやや硬めの内容になってしまいました・・・。
便利な世の中になればなるほど注意しなければいけないいことが多くなりますね。
では、KJでした。