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お知らせ

グーグルも出展、今年のサイトワールド

こんにちは、KJです。

11/1(水)から3(金・文化の日)まで、錦糸町で開催された”サイトワールド”に出展しました。

前回の開催が2019年ですから、実に4年ぶりの開催ということもあり、来場者も3日間で3,550名と大変なにぎわいでした。


ちなみに2019年は4,700名だったので、徐々にコロナ前の状況に戻ってきた感があります。
そうはいっても4年もたつといろんな意味で変化も感じます。

2014年・・・、私が最初にサイトワールドにスタッフとして参加した際は、白杖や点字ブロック、点字プリンターや調理器具や、ロービジョン(弱視)向けの白黒反転の拡大読書器が多かったように記憶しています。

ある意味、各アナログ的な商品・サービスが出展の中心だったかと思うのですが、4年ぶりとなる今回で強く感じたのは、各社の出展内容が徐々に変化してきており、具体的にはスマホのアプリと連動した製品・サービスが増えたように思います。

靴に取り付ける機器とiPhone向け専用アプリが連携した株式会社Ashiraseのナビゲーションシステム、
NTTドコモの音声読み上げ機能に対応したスマートフォン、株式会社コンピュータサイエンス研究所の歩行レコーダー機能を備えた歩行支援アプリなど、多彩な商品・サービスが展示・紹介されていました。

その中でも私が特に驚いたのが、なんと、あのグーグルが出展していたことです。
そういえば、グーグルは以前から視覚障害者を支援するプロジェクトを実施するなどしていました。
https://cloud.google.com/blog/ja/products/ai-machine-learning/project-guideline-google-ai

今回の展示会では、スマートフォンのカメラと最先端の AI 技術を使用して、周囲の物体や画像、テキストを認識し、音声でリアルタイムに音声で伝えるアプリ「Lookout(ルックアウト)」や、文字の読み上げやアプリの操作をサポートするAndroid 端末用のスクリーンリーダー「TalkBack」などのソリューションを紹介していました。
参考記事:https://japan.cnet.com/article/35208721/

弊社では点字や触知図などを印刷していますが、若い来場者の方に話を聞くと、情報の取得やスケジュール管理などにはもっぱらスマートフォンを使うことが多いとのことで、実にいろいろなアプリを使用しているようです。

先にも記載したとおり、従来、視覚障害者向けの商品やサービスはアナログ的なものが多かったのですが、今後はAIの発達や5Gの拡大など、インフラの充実に伴って最新のIT技術を取り入れたものがますます増えてくるような気がします。