揃えておきたい印刷関連の見本帳
こんにちは、KJです。
パンフレットやノートなどの印刷物を作ろうとするとき、必ずチェックする見本帳があります。
まずは色見本帳。特色(スポットカラー:コーポレートカラーなどあらかじめ調合されたインクのこと)を使う際には必要となります。
また紙の見本帳も必要です。どんな紙を使って印刷するのか・・・。紙によって発色の違いや手触りなどの風合いもかなり異なりますので、どの紙を選ぶかによって仕上がりイメージも大きくかわってきます。
他にも箔のカラーサンプルや、プラスチック系の素材を使うのであればメーカーや代理店がサンプル帳を作っていますし、ものによってはリングやゴムのサンプル帳も必要です。
通常、印刷発注者やデザイナーは色見本や紙の見本帳、人によってはそれ以外の見本帳も持っていると思いますが、できるなら他にも揃えておきたい見本帳があります。
具体的には印刷見本や製本見本、加工見本などです。
これらを揃えておくと、製品の最終形態がより具体的にイメージしやすくなるので、適格な製造方法を選択できたり、アイデアの幅も広がったりすると思います。
これらの見本は通常、印刷会社や製本会社が独自に作ったものが使用されますが、印刷会社によってできる加工範囲が異なりますので、依頼しようとしている印刷会社に目的にあった見本があるとは限りません。
というのも、印刷や製本の加工は実にさまざまな種類があり、印刷会社がすべての加工方法に対応できるとは限らないからです。
そんなことも相まって、最近では特殊印刷や加工の見本を集めたムックが人気を集めているようです。
特に弊社も何度か紹介していただいたことがあるグラフィック社さんの「デザインのひきだし」は、さまざまな紙の見本の他、各種の印刷・加工サンプルの実例を1冊でまとめて見ることができるのでとても便利です。
特集によっては数日で売り切れてしまうこともあるほどの人気です。
私自身も「こんなやり方があったのか!」などと唸ってしまうことも多く、デザイナーのほか印刷会社に勤めている人も大いに参考になっているはずです。
印刷に関しては用紙ひとつをとっても種類が異なると仕上がりイメージが大きく違ってきます。
今後何らかの印刷物を作ろうとする際は、用紙や加工方法がなるべく近いサンプルを取り寄せて実物を確認してほしいと思います。
当社でもウルシ印刷(疑似エンボス)やUV厚盛印刷、点字・触知図印刷のサンプルをご用意しています。
WEBサイトに掲載の印刷例で気になったものがありましたら、ぜひ「お問合せフォーム」より資料を請求してください。
なお、その際にお願いがございます。できることなら資料は当社の営業からの手渡しとし、詳しく説明させてください。
資料だけではわからない加工のポイントや、普段はなかなかお見せできないレアなサンプルもご覧いただけます。
なお、変なプレッシャーをかけるようなことは絶対しませんのでどうかご安心ください。(笑)
では、KJでした。