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10年たったらSEOの世界もずいぶん進化していた

こんにちは、KJです。

株式会社インプレス主催の【デジタルマーケターズサミット 2024 Winter】に参加しました。

2月28日、29日の二日間にわたって開催されたイベントで、Webマーケティング関連の業務担当者を対象に23ものオンラインセミナーがあり、私も以下のセッションに参加しました。

<セミナータイトル>
AI時代のSEOの常識と変化
この10年で変わったコト・変わらないコト・今やるべきコト

講師は「いちばんやさしいSEOの教本」を執筆されているアユダンテ株式会社の3名のかたです。

いちばんやさしいSEOの教本の表紙写真

・アユダンテ株式会社 SEOチーム
 SEOコンサルタント 江沢 真紀氏
・アユダンテ株式会社 SEO
 SEO & アナリティクスコンサルタント Kogan Polina氏
・アユダンテ株式会社 デジタルマーケティングエンジニアリングユニット
 マーケティングエンジニア 西村 彰悟氏

私自身がちょうど10年ほどWEBの世界から遠ざかっていたこともあって、現在の状況がどうなっているか知りたくての参加です。
10年前もSEOを取り巻く状況は都度変化していましたが、基本的な部分はマークアップのやり方だったり、バックリンクをどうやって増やすかなど、テクニカルな面が中心だったように記憶しています。
今回のセミナーではそのあたりがどのように変化してきているのかに注目しての参加です。

まず一番驚いたのが10年ほど前はSEO対策の中心がPCサイトだったのに対し、現在はMFI(モバイル・ファースト・インデックス)となっている点です。要するにGoogleはPCサイトはあまり重視していなくて、モバイルページを主な評価の対象としてきている点です。
また、h1タグなどに代表されるHTMLのチューンアップや、外部リンクは以前ほど重要視されてなってきているとのことでした。

ではGoogleは現在はいったいどういう評価軸でサイトを見ているのかというと、「E-E-A-T」という4つの評価基準を用いているとのこと。

Experience(経験)
Expertise(専門性)、
Authoritativeness(権威性)
Trust(信頼)

要するに単にキーワードを詰め込んだり、むやみにバックリンクを増やしても意味がなく、コンテンツの内容が経験に元づいているか、その分野に詳しい専門家が書いるか、あるいは、権威のあるところから認められいているのかなど、ページ(コンテンツ)の信頼性を分析しているということです。
あと、これは以外だったのですが、内部リンクは今も重要度が高いそうです。
※ちなみにJavaScriptは今もインデックスされないようです。

これはサイト運営者にとってはなかなかハードなことで、小手先のテクニックでどうこうなるものではありません。
SEOの世界も現実世界と同じように、サイト運営者のバックボーンや運営方針が問われる時代へと変化した・・・言い換えればテクニックから本質へと変化してきているわけです。

あるキーワードをターゲットにしたコンテンツを作成する際、単にサイトで集めた情報をまとめただけのものだったり、ChatGPTが生成した文書をちょっといじってまとめただけでは評価の対象にならず、SERP(検索結果のページ)への効果は見込めないとうことになるようです。

たとえばレストランの記事を書くのであれば、実際に自分がそこに行って食事をし、写真を撮って、それを記事にまとめる・・・そういう記事をGoogleは評価するようです。

当社の場合だと、さまざまな印刷をしてきた経験値を元に、ニス印刷を用いて高級感のある印刷物を作るためのノウハウだったり、環境に優しい印刷方式を解説したコンテンツを制作する、そういうことが大切になってくるのでしょう。

ここ10年で評価ポイントはずいぶん変化してきているようですが、ユーザー目線で捉えた場合、ある意味、これは歓迎すべきことなのかもしれません。

では、KJでした。