JANコードについて勉強してみた
~JANコードとEANコードの違いとは~
こんにちは、KJです。
JANコード・・・誰もが一度は聞いたことがあると思いますが、実際問題、どういう仕組みになっているのかを知っている人は以外と少ないように思います。
正直、私自身も何となく知っているといった程度でした。
そんなおり、社内で業務分担の見直しがあり、JANコードの取得と管理を私がすることになりました。
前任者から概要の説明を受けると同時に、自分でも基本的なことは知識として知っておく必要があると思い、その仕組みなどを調べてみることにしました。
まず、JAN(Japan Article Number)コードという呼び名は日本国内のみの呼び方で、国際的にはEAN (Europe Article Number) イアンコードと呼びます。
つまり、呼び方が異なるだけど同じものだということですね。
アメリカ、カナダではUPC(Universal Product Code)コードが使用されていますが、日本のJANやヨーロッパのEANはこのUPCをもとに作られているそうで、UPCとも互換性がある国際的な共通商品コードです。 ですのでEANコードを使用している国であれば、JANコードが付与されている商品はそのまま海外でも使えます。
●JANコードの構成
JANコードの詳細な説明はGS1 Japan(流通システム開発センター)のサイトなどに詳しい説明があるのでここでは省きますが、当社の製品に使われているJANコードは次ような構成になっています。
https://www.gs1jp.org/
<JANNコードの例(nu board新書判)>
456226144 189 4
JANコードには、標準タイプ(13桁)と短縮タイプ(8桁)の2つの種類がありますが、当社で使用しているのは13桁の標準タイプです。
最初の9桁【456226144】はGS1事業者コードと呼ばれるもので、JANコードを使いたい企業がGS1 Japan(流通システム開発センター)に申請し取得します。
この部分は商品が異なっても固定です。
次の3桁【189】は商品アイテムコードと呼ばれるもので、各企業が任意で設定します。
設定の方法ですが、当社のように商品のアイテム数が少ない場合はあまり気にしなくても大丈夫ですが、アイテム数が多い場合は、設定の方法をきちんと整理しておかないとあとあと不便になることもあるようですので注意が必要です。
最後の1桁【4】はチェックデジットと呼ばれるもので、JANコードを読み取る際の読み間違いを防ぐために用いられるようです。
どのような理屈で読み間違いが防止できるのかは私にはわかりませんが、GS1 Japan(流通システム開発センター)のチェックデジット自動計算入力フォームで計算された数字をコードの末尾に追加します。
https://www.gs1jp.org/code/jan/check_digit.html
以上、簡単に概要をまとめてみました。何かの参考になれば幸いです。
では、KJでした。