死ぬまで成長

「成長し続ける」という言葉は、欧文印刷の経営理念を定めた時に使ったものです。今から30年以上前私が40歳前後でした。経営理念から離れて自分個人の話になると、「死ぬまで成長」と言っていました。会社はゴーイングコンサーンとして存続し続けるものですから、経営理念の中に「死」という言葉は厳禁です。しかし、人間は「死」に向かって生きているわけですから、「死ぬまで成長」という表現は、私にとって自然でした。しかし、70歳を過ぎた自分にとって、果たしてなんの抵抗もなく言いきれるのかと言うと、ちょっと気持ちが揺らぎます。正直言って30年前と今の自分では、明らかに体力、気力が違います。歩いていると走りたくなった当時と、意識しないと思わず歩みがのろくなる今とはでは全く違うのです。

でも、私はこの「死ぬまで成長」と言った自分を裏切りたくありません。気持ちが萎える時もありますが、そういう時にこそお前は嘘つきになってもいいのか、と自問自答します。その時に、背筋がすっと伸び、また自分に鞭をうつのです。