四苦八苦、その3

今回は頭の部分の「生老病死」です。表面的な言葉だけの解釈に終始するとなんとも、当然ののように思いがちですが、深く理解していくとなかなか含蓄があります。まず“生”ですが、誕生の時にお母さんの産道を通ってきますが、実はここを通り抜けるのがまずは相当苦しいのだそうです。私たちはまだそれを知覚出来るまでなっていませんのでわからないだけだそうです。そして、もう一つの意味は予想通り、生きていくこと自体が苦しいわけです。

そして“老”は文字通り老いていく苦しみです。みなさんはまだ若いので、老いなどとは無縁で実感しにくいかと思いますが、50代くらいになると徐々にあれっと、いう思いを経験します。簡単に出来ていたのに、なぜかできなくなってしまったとか、そういうことが続くとこれが老い、というものなのかと実感するわけです。

“病”は誰もが嫌がる病気です。痛み、苦しみにさいなまされます。そして“死”が最後に訪れる苦しみです。これらの4つの生老病死と八苦を合わせて、苦しみの全てになります。別の言い方をすると、“四苦八苦”以外の苦しみはない、ということです。