ハワイの英語

今月から全く趣向を変えて、ハワイで丸7年暮らしてきた経験をベースにして軽いエッセーを掲載していきます。経営とは無縁の内容なので息抜きにお読みいただければ幸いです。当初、アロハストリートのサイトでコラムを持つ予定でしたが、私のエッセーよりももっと価値のある情報があるので、そちらを優先するべきと判断し、「経営独言」の片隅を汚すことになりました。初回は「ハワイの英語」です。

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ハワイの日常生活では、アメリカ本土のニュース解説者やドラマで話されている英語を聞くことは稀です。アメリカ本土の人の英語は、概して単語が串団子のように重なっているような発音で、なおかつ早口(本人はそういうつもりはないかと思いますが)、聞いているだけで疲れます。ところがハワイは、人種のるつぼそのもので、英語を母国語にしていない人々がとても多いのです。従って、彼らの言葉はそれぞれの祖先から引き継いだアクセントと独特な発音で、威圧感がありません。そういう英語の中での生活は緊張感を強いられることは稀です。勉強をすれば、読む速度も書く速度も上がりますが、聞く力は、ただ聞いているだけでは向上しません。特に我々の世代では耳が遠くなり始めているので、日本語でさえ100%聞き取れないのですから、ましてや外国語はきついです。(妻から早く補聴器をつけろ、とうるさく言われています。)

ところでベトナム、タイ、韓国あるいは中国の人たちの英語を聞いていると、自分ももっと堂々と間違いにとらわれないで話すべきだと教えられます。一般的に日本人は、見栄を張りすぎて100%正しい英語でないと恥ずかしい、と思っているのではないでしょうか。シンガポール人が話す英語をシングリッシュ、中国人が話す英語をチングリッシュと呼ぶそうですが、私達も堂々とジャプリッシュを話しませんか。そもそも母国語である日本語でさえも完璧になんか話せてはいないのですから、英語が完璧であろうはずがありません。そんな開き直りをして、“コミュニケーションを楽しむ英語”を話したほうが宜しいかと思いますが、ご同輩はどう思われますか。

「構えずに 言葉の壁を 突き破ろう」