ウィークリーメッセージ 44

一昨年11月からお送りしている「ウィークリーメッセージ」の続きです。
今回は、6年前の2月の内容です。

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2012 ・02 ・04 (土)
194.素晴らしい人たちシリーズ 19. 崇高な人
私にしてみれば、「畏れ多い」人です。だからこそ、思わず「崇高」などというこの上もない表現をしてしまうのです。ご挨拶をして、私の書き物を無理矢理押しつけてしまった時、「あなたも勉強していますね」とおっしゃって下さいました。しかし、残念ながら会話らしい会話はしたことがありません。殆どがこの方の著書を読んだだけです。

経営者として成功した人は数えきれません。しかし、人間としてどう生きたか、どういう考えを持っていたか、そしてどう行動したか、どんなに多くの人に影響を与えたか、という点でこの方を凌ぐ人はまだ見つかりません。もちろん人望もです。

どうしたらこの方に近づけられるのか、その方法論の一端は著書にもありますが、それを読んだだけでへこんでしまいました。曰く、「誰にも負けない努力をする」。実績を真似るのは畏れ多いので、せめて経営に関する考え方、そして生き方の姿勢くらいは大いに真似をして行こうと思っている次第です。

師と仰ぎ 畏敬の念を いつまでも

2012 ・02 ・11 (土)
195.素晴らしい人たちシリーズ 20. 普通の人に見える人
ちょっと話してもなんの変哲もない人(ちょっとこの方が聞いたら不愉快に思われるような表現ですね。)、と思われてしまいそうですが、実はとんでもなくスゴイ人がこの方です。 スゴイことをやった、というのは本人には当然わかっているのですが、決して自慢しない、尊大ぶらないのです。今まで登場していただいた多くの方がこのタイプなので、謙虚という意味では共通しています。

そのスゴイことをやり遂げるのには相当の努力、勉強をしたに違いないのですが、苦労しました、大変でした、という素振りは全く見せないのです。よくあるパターンは休日出勤をしたのに、しましたと言わず関係のない話をしておいて、実はその状況を知っているのは、私も出勤していたのです、という言い方がありますが、これはちょっと嫌らしいですね。この方に限ってはそんなことはありません。

でも、間違いなく寝食を忘れて勉強したに違いないのです。それはどう考えてもわかりきっているのですが、それをひけらかさないのです。そして、涼しい顔をして「これが出来ました」と言って来るのです。もう、”恐れ入りました”、と言うしかありません。

やるときは やればいいだけ 見せつけない

2012 ・02 ・18 (土)
196.素晴らしい人たちシリーズ 21. 天晴な人
世の中に頭のいい人はごまんといます。ただ、それに人格者でもある、という条件をつけると数は一気に減ってしまいます。人格者というと様々な解釈があるでしょうから、あえて具体的に言いますと、素直で明るく、おもいやりがあり、さらに人望がある。それに美人。あ、言ってしまいました。そうです二人は女性。あ、二人もいる、ということも言ってしまいました。

もうこれだけでアイドルになってしまいますが、皮肉にもこの二人に、天は二物を与えずどころか三物も四物も与えてしまっているのです。ひがむ人も沢山いるかと思いますが、これはどうにもならないので、我慢して下さい。

この二人、勉強家です。聡明な上にさらに勉強をされてしまったら、普通の努力では追いつきません。それこそ、前回に紹介した「誰にも負けない努力をする」ですよ、皆さん。最後に二人には申し訳ないのですが、年齢に触れます。なんと24歳と26歳です。

何時間話をしていてもきちんとキャッチボールが出来るのです。この63歳とです。あえて、苦言を呈したのは、「人格は変わりうる。だからそれに留意して今の素直さ、謙虚さ、勤勉さを末永く維持して下さい」、とかろうじて言いました。老婆心ながら。

老婆心 それを言うほど 年取った

2012 ・02 ・25 (土)
197.素晴らしい人たちシリーズ 22. アイデアの人
私もアイデアマンを多少、自認していますが、この人は明らかに私を凌ぎます。アイデアというと、単なる「思いつき」、と解釈されてしまうこともありますが、アイデアマンの一人として誤解を説きます。

論理学の世界には二つの思考方法があるそうです。一つは演繹的思考、もう一つは帰納方的思考です。難しいことを簡単に言いますと、演繹は論理展開です。たとえば、「ハワイに来る半分以上の人は2回以上来ている」、「いいところは何回も行って見たいものだ」、だから「半分以上が2回以上来ているということは、ハワイはとてもいいところだ」、というとです。

それに対して、「女性はおしゃれなモノが好きだ」、「読書は相変わらず印刷された本で読む人が多い」、「欧文印刷は感性価値印刷技術を開発した」。このように全く関連のない3つの要素があります。ここから、おしゃれで、印刷物で表現出来て、なおかつ当社独自の技術が活かせるものは何か、を考え進めて行った結果出てきたのが「ブックカバー」なのです。このように帰納法的思考はそれぞれ独立したA, B, Cがあるとき、A, B, Cのそれぞれに接点があるEが見つかることがあります。独立しているA, B, Cを俯瞰するとEが見えた、というコトです。

このEを見つけるには発想のジャンプが必要です。これがまさに「ひらめき」です。アイデア、というのはこの演繹と帰納の思考方法をごった煮しては、整理する。これを繰り返すことから生まれると思います。だから、単なる「思いつき」ではないです。

すなわち、このアイデアマン氏は、常に様々な情報に触れながら、一見独立した複数の情報に共通する部分がないかと検索しながら整理を繰り返しているのです。相当地道な努力と訓練のたまものと言えましょう。

アイデアは 思考の深さと ひらめきだ