見えないものを見る

社員が他社さんの工場見学をする時に、“見えるものばかりでなく、見えないものを見てこいよ”と言っている。見えるものの代表格は、機械設備と5Sである。機械設備も工場内の整理、整頓、清潔、清掃、躾もまさにすぐに目に入る。これらを見れば、その工場の状況はおおかた分る。ところが、見えないものこそもっと大事だと思う。例えば、社員さんの一挙手一投足。これも見えるが、何故、こんなに機敏で気持ちいい動きをしているのか、その理由は?ということになると、見えないところに何かがあるのでは、ということになる。リーダーシップがいいのか、モティベーションの与え方がいいのか、あるいは企業文化がそうさせているのか、この辺は、見えない部分の典型だ。こうなったら、これはもう聞くしかない。そこで、やっと見えている状況の背景、すなわち“見えない努力”が見えてくるのだ。こういう見方が出来るようになってくると、工場見学も一人前になる、と考えている。
“考えて 考えてみろ 見えてくる”