褒められるという事

 褒められて怒る人はいない。逆に褒められる場面で褒められないと、とても悲しくなるし、それが嵩じるとそれこそ怒りになってしまう。通常は、無視されたような気分になってしまう。そんな訳で、ある時から「褒める」ことを意識するようになった。
それでも役員からは、「社長は褒めるのが下手」だと言われている。実は、社長である私だって褒められたいのだが、部下にしてみれば下手に褒めれば、ゴマすりと思われてしまうから、どうしても躊躇してしまう。とすると部下から褒められる可能性は無いし、はてさて誰が褒めてくれるのか、見渡してみたらどうやら家内しかいない。
そんな訳で「俺だって褒められたい」のだから、その節は宜しく、と言ってある。
ということで、忘れた頃にお褒めの言葉をもらえるようになった。さてあと誰が褒めてくれるのか考えてみたら、親しい友人の何人かは、時々、褒めてくれるようだ。ところで、ここで発見をした。本来褒めてくれてもよさそうな身内の中でも兄弟と親が褒めてくれないのだ。どうしてだろうと一所懸命考えたら、答えが出た。実は私は子供の頃から、可愛げがなかった。実に強い子供だった、いじめにもあったが、いじけなかったし、逃げ出しもしなかった。口論になっても理屈では負けなかったし、体も健康だった。そんな訳で、ほっといても、心配の無い子供だったのだ。
どうやらその辺が原因のようだ。もう少し、気弱で手がかかる子供なら、ちょっといい事をしたとか、頑張ったなら、褒められたに違いない。それにしても、ゴルフでいいスコアーが出た時なんか、もう少し素直に褒めてくれたらいいのに・・・。