最大の平等

人間は生まれながらに不平等です。そもそも、自分の意志で日本に生まれてきたのではありません。もしかしたら、戦時下の国に、あるいは、今日の食べ物を心配しなければならないような状況下に生まれていたかも知れないのです。しかし、幸いにも私たちはそのような過酷な状況にはありません。少なくてもこの経営独言を読まれている方々は。そこであらためて、平等ということを考えて見たいと思います。
この世に存在している中で、何が一番平等でしょうか。私はそれを“時間”だと考えています。私たちは老若男女、国籍を問わず、等しく1日24時間が与えられています。ただ重要なのは、その時間の使い方です。
私は社員に、時間の使い方で人生が変わるよ、と言っています。当前です。活きた時間にしようと考えて行動している人と、遊びほうけている人とでは、1週間後では何も変わりませんが、1年、2年、3年という時間の経過の中で確実に違ってきます。
時間の中身を濃くすることで、人生の価値が高まります。濃い時間にするかしないかは自分次第です。他人のせい、世の中のせいには出来ません。時間ばかりは濃すぎて困ることはありません。お互いに濃密な人生を送りませんか。
“人生は 時の過ごし方 それ次第”