新しいチャレンジーその3

実は着任した時点で、前社長が作成した「価値観」が壁に貼ってありました。しかし残念ながら社長だけの考えで作られたために、社内に浸透しておりませんでした。これでは絵に描いた餅です。そこで、欧文印刷で実践してきた、社員を巻き込んでの「企業文化作り」に着手しました。殆どの社員が、「価値観」の意義について理解が不十分でしたので、その意義を説明し、なおかつ頭の中を一新してもらうためにも「価値観」を「企業文化」という言葉で置き換え、作り方を説明して行きました。
まず、「どういう仲間と仕事をしたいか」という問いかけです。常に新しいことに関心のある人が好もしい、と考える人がいるかと思うと、仲良く楽しくやれればそれでいい、と考える人もいます。これこそが、個々人の仕事に対する意識です。しかしながら、この意識が同じなら仕事も気持ちよくできますが、そうでないと違和感を感じてしまいます。友達同士は、一緒にいて心地いいですが、それはいろいろ面で共通点があるからです。
会社の中で働くというのも同じ事です。要は似たような「仕事観」を共有していないと、一体感も持てないしチームワークにもなりません。自分はしんどい思いをして頑張っているのに、同僚は涼しい顔をしてヘルプもしてくれないということでは、いい仕事をしても腹も立ちますし、空しいものです。どうすれば、この逆の状況になれるか考えると、共有できる「企業文化」が大事になってくるのです。
もう一つ大事な切り口は、「お客様にどういう会社であると思われたいか」です。自分たちがこういう仲間と仕事をしていればいい、と思っていてもお客様がこのウィンキュービックを評価して下さらなかったら存在価値はありません。お客様の期待に応えられてこそ、存在価値を感じることが出来るのです。とまれ、同様にグループディスカッションを再び行いました。こうして、数ヶ月をかけて考え、討議して、また、他グループの考えを租借して大分煮詰まってきた段階で、グループから2名の代表者を選出してもらい3チーム合同ディスカッションをしてさらに議論を深めました。
その後、3チームの言わんとするところを私がまとめ、それをたたき台にして、さらに意見を出し合ってもらい、チーム代表者が納得出来るところまで表現を吟味しました。そして、出来上がったのが以下の通りです。
<スローガン>
私たちは、お客様、読者、そしてウィンキュービックの3者間で、ウィンウィンウィンの輪を育てています。
お客様に対して:あらゆる側面での満足のご提供。
読者に対して:有益さと便利さ、そして心地よさのご提供。
私たちに対して:ハワイと日本を結ぶリーディングメディア
        として、期待される存在であり続けます。
そして、ウィンウィンウィンの輪を育てるために、
私たちは、プロとしてのレベルを向上させながら、
丁寧なコミュニケーションを通じて、思いやりと信頼の絆を強めていきます。
「意識して 企業文化を 共有す」