新しいチャレンジーその2

ウィンキュービックはフリーペイパーの発行、ポータルサイトの運営が主たる生業ですからメディアです。この二つは今後よほどの事が無い限り、事業の中心であり続けるでしょう。ただ、これだけをやっていればいい、とは考えておりません。私たちの読者は、日本にいるハワイファンとハワイを訪れる日本人です。その人たちは日常生活の中でのパソコン、携帯電話、そしてスマートフォンをそのままハワイに持ち込んでくるのです。従って、面白いコンテンツがあっても読者の受信手段に対応していなくては、読者から見放されてしまいます。
もう一つ大事なのは、何をやるにしてもブルーオーシャン戦略を忘れない、ということです。価格で比較されない、オリジナリティ溢れるサービスや商品を作り続けていく事です。これは、欧文印刷を経営してきて肌で感じています。もし、欧文印刷が単にコスト競争力で勝負してきたら、多分、市場から葬られていたと思います。欧文印刷を社長として経営していた時は、なにしろ既存の市場が時間とともに縮小して行くわけですから、新しいものを作るのは必須だったわけです。新しい技術、商品、サービスを引っさげて販促活動するのに躊躇はありませんでした。それが勝ち残る唯一の手段だと考えていたからです。
ところで、同じ考えでウィンキュービックの経営を考えているかというと、そうではありません。フリーペイパー市場は縮小してはいないのです。と言っても拡大しているわけではありません。要するにシェアを増やしながら新しいビジネスを開発する、そういう経営をしていこうと考えているわけです。別の言い方をすれば、現状を肯定しつつ新たな芽を育てていく、ということです。
このようにメディアとして新規のサービスを開発していきながら、全く新しいサービスも同時に立ち上げているときに大事なのは、自分たちの立ち位置です。これについては、欧文印刷で行ってきたような「価値観」、あるいは「企業文化」の明文化によって、会社全体の方向性を統一していこうと考えました。そこで会社ぐるみで「ウィンキュービックの企業文化」の明文化を相当な時間をかけて行いました。次回はこれについてお話しします。
「海外で 文化の共有 挑んでる」