師について

 「自分以外は、全て師」、とある作家が言ったように、私共凡人こそ、意識して「師」を持つべきではないでしょうか。それも、何か分からないことがあったら、直接尋ねられるように、身近に持てたら最高です。人それぞれ悩みが違うので、話し合いが出来たほうがいいからです。
又、「師」を持つことは目標を持つことと同じです。いつかは師のようになりたい、と思うことによって、目の前の具体的な目標に向かって努力が出来る訳です。又、「反面教師」という言葉があるように、こういう人にはなりたくない、とか、こういうことを言うと、人を不愉快にさせるのだ、とか、いろいろ教えてくれるので、「反面教師」も立派な師です。
このように、常に「師」と向かい合って努力をしていくと、ある時、師に「師としてふさわしくない部分」が見付かります。
その時、私たちは自分の成長を自覚出来るのです。「師」といえども、こういう部分があるのだとわかった瞬間、ある種の悲しさと、喜びが同時に涌いてきます。勿論、「その時」を迎えるには、相当の時間と努力が必要ですが。