問題解決

 「問題解決」をするにしても、「問題」を「問題」として認識しているかどうかが問題です。「問題」と認識していれば、解決策を探し始めるが、わかっていないと何も起きないからです。ある状況を見ても、それが「問題」と見える人と、見えない人がいます。何故、見えないのか。この問題を考えるに、小生自身が、どんなモノの見方をしているのか、あらためて振り返ってみました。
小生のモノの見方は、常に「あるべき姿」を考えます。従って、「問題」とは「あるべき姿」と「現実」のギャップになります。とすると、問題が見えない人は「あるべき姿をイメージできない」か、「見えている状況」をそのまま、「そんなもんだ」と受け入れてしまった結果ではないでしょうか。とすると、「問題解決」は「あるべき姿」を認識する事から始まります。それをきちんとやると、多くの「問題の兆候」が見えてくるはずです。
ここで、ちょっと寄り道。最近、素晴らしい本を見付けました。『失敗学のすすめ』(畑村洋太郎著、講談社発刊)です。ここで「ハインリッヒの法則」というのが、紹介されています。「失敗は成長する」ことから、「重大事故の陰には、29の軽度の事故が隠されていて、さらに300の事故にはならないがヒヤっとした経験がある」というのです。とすると、この300のヒヤっとした経験を取り除く事が出来れば、重大事故は避けられるのです。
さて、翻って当社においては、誰がこの300の「ヒヤっとした」経験、あるいは「なんかおかしいな」と思ったのでしょう。それは、「現場の第一線で仕事をしている皆さん」です。「あるべき姿」と「現実」とのギャップを見付け、それを皆さんの力で埋めていく、これが、私達がいう価値観の中の「問題解決」の実践なのです。