リセットしましょ

 リセットとは、「reset」のことです。身近のは、コンピュータのリセットですね。リセットをしなくてはシステムが復帰しないということで、やむを得ず、リセットボタンを押す。この押すだけでいままで作成してきたデータが無くなってしまうのは、本当につらいですね。皆さんも一回くらいは経験しているでしょう。
ところで、現在、私たちを取り巻く経済環境は、まさにこのリセットを要求していると、私にはそう見えるのです。「昔は昔、今は今。昔を引きずっちゃあおしまいだよ」、と言っているのです。8月9日付けの日経新聞でも、大々的に日本の製造業の空洞化を扱っていました。
生産が東南アジア、特に中国に移管されているのです。こうなってくると、私どもの主たる製品であるマニュアルも、自動的に海外で印刷されるようになる、というのはお分かりでしょう。余程、納期の短いものでない限り、コストを考えれば日本で作っていたのでは、合わないのは当然です。中国の平均的な賃金は日本の20分の1だそうです。私たちが中国の20倍の生産性を実現すれば、話が別ですが、それは努力の限界を超えています。
従って、坂戸事業所は紛れも無い製造業ですので、中国の製造業とコストで戦うのではなく(勿論、コストを押さえるのは永遠の課題であるのは当然の話ですが。)超高級印刷とか超短納期対応で対抗しないと、存在価値が無くなります。
さらに、本社サイドの業務を考えますと、「製造業」の一環としてのプリプレスではなく、お客様に対するソリューションの提供、すなわち「サービス業」と捉えていかなくてはいけません。具体的に何を提供していけばいいか、この問いに答えを出して、行動で示していけば、お客様は私たちを認め続けてくれることでしょう。