ウーマンパワー

ウィンキュービックは15人の社員のうち男性はたった3人で、全体の80%が女性です。欧文印刷では全体の15%が女性ですから、ここに来たときにその女性の多さに圧倒されました。しかし、単に数だけの話しではありません。その意欲、能力、もしかしたら体力においても、男性に勝るとも劣らないのです。もちろん、日本の会社にもスゴイ女性社員はいますが、私が驚くのは粒が揃っていることです。一人ひとりが光っています。
もう一つ言えば、いい意味でアメリカの良さを取り入れているところでしょうか。それは、自分の意見をどうどうと言えるところです。この点については、私が知っている日本の会社にいる男性社員以上です。先日、私はある女性社員に叱られてしまいました。その時の光景を再現します。
その女性社員が突然、「今、宜しいですか」と断って私の部屋に入ってきました。入るなりドアーを閉めたのです。大体、今までの経験でドアーを閉められるとあまりいいことがありません。ちょっと警戒しながら、動揺した心を読まれないように、「いいですよ」と私。
「あのー、先ほどの隆史さんの発言ですけど、あれはちょっと気になりました。」、「あのー、あういう時は、社長として、何も言わず、堂々としていて欲しいのです」、これだけではもちろん、話の詳細が見えないので、分かりづらいと思いますが、これ以上正確に表現すると別な社員に影響が出てしまうので、この程度で勘弁して下さい。
要は、社長である私に彼女は直言したのです。その勇気に驚嘆したことと、直言の趣旨がまさに本質を突いていたことに頭が下がり、その場で私は彼女に謝罪しました。
日本にいたときは、「誰が言ったから、ということで善し悪しを判断するのではなく、何を言ったかで判断すべきだ」、と言ってきました。まさに彼女は、社長が言ったからといって 長いものに巻かれず、私が言った内容に対して彼女の基準で善し悪しを判断して、直言してきたのです。
こういう社員がいることに私は、誇りと喜びを感じます。ところで、「ウーマンパワー」なんていうタイトルを使ってしまったので、男性社員の陰が薄くなってしまったようですが、実態はそんなことはありませんので、誤解無きよう。それと、何か「能力」を強調してしまったようですが、「能力」の前に「人柄」が良くなくては話しになりません。ということで、女性、男性社員の区別なく「人柄」の良さは言わずもがなです。社長として保証します。
“社長にも 毅然ともの言う 女子社員”