もっとe-printerへ

私が、「欧文印刷は印刷業者ではなく、情報加工業者である。」と言い続けて10年になりました。しかしながら、坂戸事業所と板橋のプリント パックスを合わせると、14台の印刷機と3台のドキュテック(オンデマンド印刷、製本システム)があります。製本も、「折り」から「中綴じ」、「無線、ア ジロ製本」に対応しており、製造部門には100名の正社員と約70名のパート、アルバイトさんが昼夜を問わず働いています。とすると、欧文印刷は立派な 「印刷会社」です。
では何故、情報加工業なのかと言いますと、「情報の原点になる原稿作成が出来、アウトプットの一つとして印刷物にしたり、必要なら他の媒体にも展開でき る」ことこそ、私どもの生業と捉えてきたからです。すなわち、広義の原稿作成能力(企画立案、ライティング、デザイン、翻訳など)と他のメディア、例え ば、ウェブやCD-ROMなどに展開できる点が私どもの特徴なのです。
さて、「e-printer」のコンセプトは、「e」の部分と「printer」を分けないと、わかりにくいかも知れません。まずは、おなじみの「printer」から説明します。
印刷業は、製造業であり装置産業です。製造業の成長条件は3つです。価格競争力、そして短納期対応と高品質です。さらに、装置産業の原則は、生産設備が24時間、365日稼動していて、常に最新の機器が使われている、ということです。
当社の坂戸事業所は1997年下期から2交代制に取り組み始め、既に、刷版課(印刷機に装着するアルミの版を作製する課。正社員数4名、パートタイマー7 名、派遣2名)は24時間稼動体制を敷いております。生産管理をつかさどるCS課もコアタイムなしのフレックス勤務で同様の体制が敷かれています。印刷課 (正社員数30名、パートタイマー6名)は朝7時から深夜12時半までの2交代制を実施しており、製本課(正社員数26名、パートタイマー29名)も、昨 年12月中旬より折り機セクションにおいて、本格的な2交代制を導入いたしました。
今年度の設備投資は、坂戸事業所にアジロバインダー(並製本の製本システム)を1億円で導入、12月にはプリントパックス事業部にドキュテックの最新シス テムを1億円で2系統導入、さらに今年2月には坂戸事業所に大型両面2色印刷機を2億円で導入を予定するなど、製造部門としての生産性向上に向けて、人、 物、両面の投資を積極的に行っております。
情報加工業については、私どもがオンリーワンになっていこうとしている分野です。ここ1,2年で、私どもに求められる情報加工技術がよりウェブ寄りになってきました。
そこで、その方向性をもっと鮮明に表すために「e」という表現を使うことにしました。その中身は、ウェブ関連の独自技術(電子カタログ-自社開発ソフト) やアップルスクリプト(コンピュータソフトを開発する言語の一種)を駆使した自動組版技術です。さらには、高速大容量データ通信技術やクロスメディアと呼 ばれる、一つの原稿から印刷、CD-ROMそしてインターネットと、異なるメディアにユーザーの指定するフォーマットでコンテンツを自動生成し、出力する 技術など、大手の印刷会社にも真似の出来ない特異なノウハウを保有しております。
このようなオンリーワン技術と本質を追求したトラディショナルな印刷業の両輪で、他社の追随を許さないレベルとキャパシティを高めることこそ、勝ち組みの1社となる手立てであると確信しております。