あえて反論します

 東大卒で大手都銀支店長からシンガーソングライターになった方が、テレビの音楽番組で、”経営者が人生訓を垂れたり、教訓じみたことを言っているが、あれは聞きづらい”、と言ったのです。瞬間的に小生のことかな、と思いましたが、残念ながら、小生を知っている人は一握り。間違っても、彼がこの経営独言を読んでいるとは思えないし、これは、有名な企業経営者の方々を指しているのだと、一秒後くらいにはわかりました。しかし、このコメントを聞いて、ファンとしての熱が冷めてしまいました。
経営は人が相手です。お取引先、社員、株主。特に社員は、経営者にとってかけがえのない存在です。自分の思いを実現してくれる代行者ですから。社員を束ねて会社を継続的に発展させていく中で、経営者が人間の本質にからんだことをうんぬんするのは、当然です。
経営者でなくても、生きることに真剣な人、苦労を重ねてきた人なら、その人なりの”人生訓や教訓”を誰かに伝えたいと思うのも当然です。一人では様々な生き方のシミュレーションは出来ません。しかし、他人が経験した話を聞くだけでも、生き方の幅が広がりますし、知恵を授かることが出来るのです。
生き方を知ること、すなわち、人生訓や教訓を聞くことは大変尊いことと思っています。