「ウィークリーメッセージ」の続きです。今回は、6年前の2月の内容です。

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2011 ・02 ・05 (土)
143.新しい企業文化の模索、その7.“プロであること”
いい会社は、いい製品、いいサービスが、そして社員から “いい感じ” が醸し出されます。そうでもない会社の製品はどこかに不満を感じさせますし、そのサービスも今ひとつです。いい製品を作るためには、いろいろな研究、工夫がなされて始めていい製品になります。すなわち、いい会社は “本物のプロ” の仕事をしているからだと言えます。

物作りにおいて、自社で完結しているところは希です。開発から部品作り、組み立て、配送、宣伝、営業など開発から販売までの工程を見ても、必ずと言っていいほど協力会社の力を借りなくてはなりません。その時、“本物のプロ” はプロと見込んだところとしか組みません。すなわち、“本物のプロ” は、“本物のプロ” としか仕事をしないのです。本物になりたければ、本物に認められなくてはならないのです。“プロのレベル” を上げて行きたい理由がここにあります。

要するにどの業界においても、生き残る、イコール勝ち残るためには、“プロのレベル” を上げていかなくてはならない、ということです。勝ち残りを掛けて、“本物のプロ” を目指すことの重要性がここにあります。

見せつけよう 本物プロの 仕事ぶり

2011 ・02 ・12 (土)
144.新しい企業文化の模索、その8.“いつも挑戦”
目の前の仕事を、いつもと変わらずただ間違いのないように、手順に従って行なうだけでは成長はあり得ません。わからないことを理解出来るようにする、出来ないことを出来るようにする、今のスピードを倍にすると言ったことは、手順書通り手足を動かすだけでは出来ません。

次はこれが出来るようになりたい、いつまでにこの倍をやってみせる。このように具体的な目標を掲げて、それに向かってあらゆる努力をする、これが “挑戦” です。

成長は、“挑戦” 無くしてあり得ません。私達は過去から現在まで一貫して、質的成長、
量的拡大を目指してきました。これからは、もっと意識して “挑戦” という意欲を持って、今まで以上のエネルギーと時間を使ってこの質的、量的拡大を成し遂げていきたいのです。

挑戦の 気持ちを抱き 生きていく

2011 ・02 ・19 (土)
145.新しい企業文化の模索、その9.“まとめ、その1”
いよいよ “まとめ” の序章です。私がまとめるにあたって、あまりにも様々な意見が出たため、果たして本当にまとめられるのか、自分でも不安でした。しかし、考えに考え抜いたら、あることに気が付きました。それは、“お客様の視点” です。

自分たちがこうなりたい、これならいい、と思っても、お客様が納得して下さらなかったら、全く意味がありません。何故なら、私たちはお客様によって成り立っているのです。お客様が望む会社、同様に私たちが望む会社、それが最終着地点だと気が付きました。

これからそこにたどり着く道のりを綴っていきます。ちょっと長いのでプリントアウトをして読んで下さい。これは、全ての参加者に4回目の社長塾が始まる前に、叩き台の「まとめ」として、配信したものです。

より良い企業文化は、より良い価値観を共有することによって生まれる。

1.何故、新たな価値観を作ろうとしているのか。
皆さんには長い間、「私たちに取って好もしい文化とは」、を模索する社長塾に参加して頂きました。すでに3回を終えましたが、私は14組の方々と42回、この模索をしてきました。

そして、私なりにやっと着地点が見えて来ました。そこで、4回目を開催する前に、この文章を読んでいただき、私のまとめを理解していただこうとするものです。

まず何故11年前に作った価値観を作り直そうとしているのか、その理由をおさらいします。

一番大きな理由は、「私たちは成長した」ということです。11年前には出来なかった事が出来るようになりました。勿論、全て100点満点かと言うとそうではありませんが、及第点を取れるようになったのは事実です。そこで私としては、もっと上のレベルを目指したくなったのです。

この社長塾を通しての思いがけない発見は、現在の6つの価値観はそれぞれ独立したものだと思っていたのが、よくよく考えてみると、ある価値観は他の価値観の上位概念だということです。例えば、「チームワーク」が出来ているとしたら、「コミュニケーション」はスムーズであろうし、当然、「信頼・信頼関係」が出来ているわけです。ということは、「チームワーク」を大切にしよう、と言ったら言下に「コミュニケーション」も大切にしよう、「信頼・信頼関係」を築こう、と両方を言っていることになるわけです。同じように「プロフェッショナリズム」には「問題発見・解決」と「チャレンジ」が包含されている、ということになるのです。

(1)いい企業文化は私たちに、お客様に “喜び” をもたらす。私たちは天気がいいだけで、気持ちが晴れやかになります。曇りの日はなんとなくふさぎ込み、気持ちまでよどんできます。また、美味しいものを食べると幸せになり、まずい物で不愉快になります。
(2)これを企業文化に置き換えると、“いい企業文化” の中で働いていると、気持ちはいつも前向きで、喜びを感じて仕事が出来ます。その結果、自ずといい物(美味しいもの)しか出来ず、お客様は満足し喜んで下さいます。

すなわち、“いい企業文化” は、私たちを明るく、前向きにさせ、そういう私たちが作った製品、サービスにお客様が満足し、自ずと業績に反映してくるのです。これが “いい企業文化” 作りを推進したい真の理由です。

2.プロのレベルを上げたい理由。
規模の大小に関わらず成長していく企業と、衰退していく企業があります。その原因を探るとどうやら “企業のプロレベルの違い” にあると思われます。
いい会社はいい製品、いいサービスが、そして社員から “いい感じ” が提供されます。そうでもない会社の製品はどこかに不満を感じさせますし、そのサービスも今ひとつです。
いい製品を作るためには、いろいろな研究、工夫がなされて始めていい製品になります。すなわち、いい会社は “本物のプロ” の仕事をしているからだと言えます。

物作りにおいて、自社で完結しているところは希です。開発から部品作り、組み立て、配送、宣伝、営業など開発から販売までの工程を見ても、必ずと言っていいほど協力会社の力を借りなくてはなりません。その時、“本物のプロ” はプロと見込んだところとしか組みません。すなわち、“本物のプロ” は、“本物のプロ” としか仕事をしないのです。本物になりたければ、本物に認められなくてはならないのです。私たちの今のプロのレベルを上げて行きたい理由がここにあります。

要するにどの業界においても、生き残る、すなわち勝ち残るためには、プロのレベルを上げていかなくてはならないのです。勝ち残りを掛けて、“本物のプロ” を目指すことの重要性がここにあります。

3.プロの自覚
プロであり続けるために、プロは何をやっているのでしょう。プロは期待に応える、プロはさすがプロと思わすことをやってのけ、その言動からプロとしての “誇り” が伺えます。

プロは、普通の人には考えられない “スゴイこと” を実現させ、常に何かに挑戦し続けています。様々な困難に対しても、決してあきらめない粘り強さを持ち、日頃から己を磨くために学んでいます。そして問題の発見とその解決、さらには将来の課題は何かを考えています。

しかしただ単に、プロとして認められればいい、という話ではありません。プロの前に欧文印刷の社員であり、さらにひとりの人間です。自分のこと、自部門のことを精一杯考えると同じくらい、他部門と仲間のこと、協力会社さん、そして肝心要のお客様、これらの人に支えられていることを自覚しているのが、欧文印刷のプロです。私達欧文印刷のプロは、このようにウィンウィン精神を大事にするのです。

上記の「プロの自覚」の内容をスローガンと、行動に整理したものが下記の通りです。

新しい価値観

“めざそう、トッププロ集団!”

1.誇りを持つ。
2.挑戦し続ける。
3.決してあきらめない。
4.もっと学び、もっと考える。
5.ウィンウィンで行こう。

*「決してあきらめない」について。
この表現は、42回の社長塾では出て来ていません。これは、あらたな価値観として私が是非、共有したいと思ったものです。

既に10年以上前の話ですが、欧文印刷の「残しておきたい文化」と「あらためたい文化」のアンケートの中で、「あらためたい文化」の筆頭に登ったのが、“長続きしない” 、というものでした。これを思い出したことと、私自身が稲盛さん他、いろいろな方のお話を聞いて、「あきらめない」ということが如何に大事であるかが、再確認出来たからです。

これは、私自身の42回の社長塾を通して得られた(思い出せた)成果です。ということで、是非、賛同して頂きたいと切に願います。

核心に 近づいてきた 新価値観

2011 ・02 ・26 (土)
146.新しい企業文化の模索、その10.“まとめ、その2”
正直言って、先週のまとめを参加者は素直に認めてくれるかと思っていましたが、なんと様々な異論が出てきたのです。

例えば、誇り、挑戦、学ぶ考えることは、全て個人がすること、それに対してウィンウィンは相手がいて成立すること、それを一緒に扱うのはおかしい。それに、ウィンウィン精神は他の言葉と比べると “格” が違うので扱いももっと大きなものにすべきだ。さらに、最後の表現が他と比べて違和感がある。また、スローガンの下の項目に順序をつけるべきかどうか、などです。順序については、私も迷っていたので、これはもっと議論しなくてはいけない、と考えています。

それから、はじめの “まとめ” にあるように、スローガンとそれを補足するいくつかの項目でまとめられると考えていましたが、それだけでは誤解もあり得ると考え、説明文を加えることにしました。「プロの自覚」の内容がそれぞれの項目を説明しているのでそのまま流用しました。その結果が以下の通りです。

新価値観

“ウィンウィン精神でトッププロ集団を目指す。”

1.誇りを持つ。
2.挑戦し続ける。
3.決してあきらめない。
4.もっと学び、もっと考える。

プロであり続けるために、プロは何をやっているのでしょう。プロは期待に応える、プロはさすがプロと思わすことをやってのけ、その言動からプロとしての “誇り” が伺えます。

プロは、普通の人には考えられない “スゴイこと” を実現させ、常に何かに挑戦し続けています。様々な困難に対しても、決してあきらめない粘り強さを持ち、日頃から己を磨くために学んでいます。そして問題の発見とその解決、さらには将来の課題は何かを考えています。

しかしただ単に、プロとして認められればいい、という話ではありません。プロの前に欧文印刷の社員であり一人の人間です。自分のこと、自部門のことを精一杯考えると同じくらい、他部門と仲間のこと、協力会社さん、そして肝心要のお客様のことを考えます。さらに、これらの人々に支えられていることを自覚しているのが、欧文印刷のプロです。

私たち欧文印刷のプロは、このようにウィンウィン精神を大事にするのです。

堂々と 社長に異論 平然と