一昨年8月からお送りしている「ウィークリーメッセージ」の続きです。
今回は、6年前の12月の内容です。

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2010 ・12 ・04 (土)
135. 「経営力」その5 “構想力”
“構想力” とは、何か新しい “モノ” を作るときに必要な能力です。その “モノ” とは、大きな例で言えば、「大政奉還へのシナリオ作り」です。先週終了したNHK 大河ドラマ「龍馬伝」を見るにつけ、坂本龍馬の構想力には驚かされます。ここまで話が飛んでしまうと、多くの人は腰が引けるというか、”構想力” などそんな大それた能力は持てない、ということになってしまうかも知れません。もっと身近な例を取り上げて見ます。

この商品を売るためには、どうしたら良いだろう。これも正に “構想力” が求められます。商品の特性からユーザーを想定、同時に対象マーケットを分析。参入するにはどうしたらいいか。販売チャネル、ネット通販の検討、値頃感の算定から原価を算出、単品で売るか複合商品として売るかなど検討材料は数多ありますが、これらを想定する。要はこのビジネスを成功させるために、考える、すなわち “イメージする” ことが “構想” ということになります。

簡潔に言えば、新たに何かを “制度化する” 、”商品を開発してそれを販売する” 、”経営の方向性を定める” 、などなど。これらを実現して行くには “構想力” が必要です。経営は未知なるものへのチャレンジです。だからこそ、この “イメージと組み立て” 、すなわち “構想力” が必要なのです。

イメージし 組み立てするは 構想力

2010 ・12 ・11 (土)
136.新しい企業文化の模索 その1. “6つの価値観の考察”
プロは常に現状に満足せず、上を、さらに上を目指していますから、その途上で遭遇するあらゆる問題には前向きに対処し解決して行きます。ということは、プロに取っては、”問題発見・解決” は既に “プロフェッショナリズム” に含まれている、と言えます。

同様に、”チャレンジ” しないプロはいませんから、プロに取って “チャレンジ” も “プロフェッショナリズム” に含まれています。このように考えていくと、”コミュニケーション” や “信頼関係” があるのに、”チームワーク” がうまくいかないわけがありません。ということは、”チームワーク” には “コミュニケーション” と “信頼・信頼関係” という概念が含まれているのです。

また、”信頼関係” が出来ているのに、”コミュニケーション” が出来ていないわけはありません。とすると、”信頼・信頼関係” には “コミュニケーション” が含まれている、と言えます。
このように、あたかも6つの独立した概念だと思っていたのが、このように考えて行くとあるものはあるものの上位概念である、と言えるのです。

ある概念 他の概念を 包み込む

2010 ・12 ・18 (土)
137.新しい企業文化の模索 その2. “ウィンウィン-1”
昨晩ハワイから帰国しました。ウィンキュービックの今年度は絶好調で、この調子で行くと過去最高の利益を計上できそうです。ロサンジェルス印刷になって、利益がドンと出るのはちょっと複雑な気分ですが、勿論、この成果は単に印刷を米国に移しただけではありません。多くは、彼らの大いなる努力の結果です。社長塾も14名としました。手応え十分、楽しかったです。

さて、企業文化の話に戻ります。
「企業文化」をテーマにした社長塾の1回目の最後に “ウィンウィン” を説明しました。自分だけ “いい思い” をするのではなく、相手もハッピー、自分もハッピーになるのが “ウィンウィン” だと定義しました。私はこのキーワードが気に入っていたので、ちょっと押しつけ気味の説明になったかも知れません。

とまれ、2回目の社長塾では “ウィンウィン” についてみんなの考えを披露してもらい、私の意見も交えて “ウィンウィン” の理解を深めてもらいました。この段階で参加者の多くはあらためて “ウィンウィン” の価値を認め、ある人は大いに賛同し、またある人は理解しながらも自分が考える文化を良しとしていました。
さて、この “ウィンウィン” も前週と同様の考察をしてみますと、”コミュニケーション” が成立していないところに、”ウィンウィン” はありません。さらに、”信頼・信頼関係” があるからこそ、”ウィンウィン” になっていると言えます。部門間で “ウィンウィン” を捉えると “チームワーク” も含まれていることがわかります。

ウィンウィンは あるべき人の 思いかな

2010 ・12 ・25 (土)
138.2010年最後のウィークリーメッセージ。
今年は今までになく多くの同業社が廃業や倒産の憂き目にあいました。単なるデフレ不況の影響だけではなく、印刷物の価値、評価が低下した結果です。従って、今までのような考え方に固執するのではなく、新たな価値を作って行かなくてはなりません。その付加価値の一つとして感性価値印刷をもっと普及させていただきたいのです。

同様に、大量生産の手段としての印刷から、”個人の需要を満たす印刷物創り” に、もっとシフトしていくべきだと考えています。技術開発型企業とマーケット創造型企業が私たちの進むべき方向性だからです。

今年の後半には、過去に全く接点がなかった業界や企業さんのお仕事をやらせて頂くことが出来ました。また、1年半余をかけて開発したアジロ製本機(愛称、WOW :ワーオ)も年末には本格稼働が出来るようになりました。これらは、来年以降の大きな成長の足がかりになると確信しております。

個人的に嬉しかったのは、この “ウィークリーメッセージ” を熱心に読み込む社員の皆さんが増えてきた事です。これからも “読むに耐える” メッセージを発信していきます。取りあえず29日から1 週間休んで英気を養い、心身ともリフレッシュして新年にお会いしましょう。

来年は 飛躍の年の 一年目