一昨年8月からお送りしている「ウィークリーメッセージ」の続きです。
今回は、6年前の11月の内容です。

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2010 ・11 ・06 (土)
131. 「経営力」その1“ひとり一人が経営者”
” 皆さんひとり一人が経営者” と言われても、” はい、そうですか” 、とは言えませんよね。しかし、” 経営者的感覚で仕事をする” ことは出来ます。経営者的感覚とは、” 無駄をしない” 、” 自分の努力を利益の極大化に結びつけるように行動する” 、ということです。

ひとり一人がそう考えて仕事をするのと、全く考えないとでは、結果は驚くべき違いになります。漫然と、あるいは決められた通りに仕事をするのと、無駄はしないぞ、効率よくするぞ、工夫をするぞ、と思いながらするのとでは” 全く違う” 、ということを是非、理解して下さい。

経営者的感覚で仕事をする人が多ければ多いほど、その会社は健全な利益を出し続ける会社になれるのです。

無駄のない いい仕事こそ 利益生む

2010 ・11 ・13 (土)
132 . 「経営力」その2“部門経営”
” 人間の健康” でたとえ話をして見ましょう。気持ちが晴れ晴れとしていて、体調も良いときは生きている喜びを感じます。でも時として、ただ” 歯が痛い” 、” 頭が痛い” だけで気持ちが暗くなってしまい、本来のパワーが出なくなってしまいます。

このように様々な機能の総合体である” 体” は、その一部に支障をきたすだけで、本来の意欲、運動能力や思考力が大きく低下してしまいます。

企業も人間の体と同様に、様々な機能が組織化されています。そして、その組織には無駄なものはありません。すなわち、ひとつ一つの有用な機能が、互恵的に融合・作用することによってアウトプットが違ってくるのです。だからこそ、各部門の正常なる機能と活性化が常に求められているのです。

自部門を 独立させる 気概持て

2010 ・11 ・20 (土)
133. 「経営力」その3“部分最適と全体最適”
利益を極大にするために、自部門はどう行動すべきか。この考えこそが” 全体最適” を求めるための” 部分最適化” の考え方です。

部門長としては、まずは自部門が良い仕事をする、部下が意欲的になる、自部門の問題を解決する、常に課題を求め、解を求める。そう言った姿勢は勿論、大事です。

しかし、そのような自部門に関わるありとあらゆる問題、課題を考えるときに、さて、自部門だけでなく、会社としてはどうなんだろう。そのやり方、その行動は本当に会社全体を良くする、利益の極大化につながることになるのだろうか、と考える、これが” 全体最適” をベースにした” 部分最適” の経営になるのです。” 全体最適” とは、自部門と会社全体とのウィンウィンを追い求めること、と言い換えても良いでしょう。

君良くば 我も足りたり あな嬉し

2010 ・11 ・27 (土)
134 . 「経営力」その4“売上の極大化と経費の極小化”
利益は売上から経費を引いたものだから、売上を極大にして、経費を極小にすればいいんだろ、とおっしゃったのは、京セラ創業者の稲盛和夫さんです。

見事な簡素化です。確かに、利益を極大化させるにはこれしかないのです。これが分からない人はいません。しかし、わかっているけどその通りできていない、これが世の常です。しかし、私はこの考え方を追求しています。

入(い)るを量(はか)りて出(い)づるを為(な)す(収入に応じた支出をする)、という諺がありますが、稲盛さんはこれよりも厳しいことを言っています。これだけ入るのだから、このくらいは使ってもいいだろう、と考えていません。

なにしろ徹底して無駄はしない、お金は有効に使う。すなわち、活きた金ならいくら使ってもいい。ということですが、我々凡夫は得てして、都合良く解釈しがちですから、最後の表現である、「活きた金ならいくらでもつかっていい」、というのは余程注意しなくてはいけません。

目指すのは 売上あげて 経費少々